コラム

創業について

柱を立てよう

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皆様こんにちは。

今回は事業の進め方に関するお話です。

私は面談の時によく「柱を立てよう」とお話ししています。
「柱」とは「事業の柱」、わかりやすく言うと、「〇〇ならば〇〇(私もしくは屋号や企業名)」というブランドです。

企業は大小に関わらず使えるお金や時間、人が限られています。
すべての領域で「柱を立てよう」としても、お金も時間も、人も足りません。

ですので、あれもこれもと広い領域で挑戦するのではなく、限られた領域に絞り、その中で自分のブランドを作り出していくとよいでしょう。

例えば私は今「”自分らしさ”を大切にした女性の起業支援ならば、小林」と言われるように努力しています。

事業領域を広い「経営支援」とするのではなく、経営支援のなかでも「起業」に絞りました。
そしてさらに領域を絞り起業支援の中でも「女性」の起業支援に絞りました。
そしてさらに領域を絞り「女性起業支援」の中でも「自分らしさを大切にした」女性の起業支援とさらに絞りました。

このように領域をかなり絞ったのは、自分の力相応の領域にしたかったからです。

大きい領域を目指せば目指すほど、大きな「エネルギー」が必要になります。
例えば、女性の起業支援でも売上高「何億円」を目指すような起業と売上高「数十万円から1千万円程度」を目指す小さい事業では支援内容も変わってきます。

売上何億円を目指すとなると大きな資本も必要になりますし、働きかける市場も大きくなってきます。
また売上何億円となるとそれだけの生産力も必要になります。
ですので支援内容も、資金調達に向けた準備の仕方や、大きな市場に働きかける広報の仕方、OEM先の選定や供給体制の整備など「事業」を中心とした支援内容になってきます。

一方、売上高数十万円から1千万円程度を目指す小さい事業では、もう少し「個人」に近い支援内容になってきます。
例えば、子育てなど人生のステージにあわせたアドバイスであったり、無理をせず小さな一歩を重ねる方法、前向き生きる考え方であったりします。

どちらがいいというわけではなく、目指す方向が違うだけです。

支援者として両者を支援しようとすると、両方のノウハウを得る必要があります。
しかし、支援するレベルまでノウハウを積み重ねるには、一つの領域だけでもかなりの時間と経験が必要です。

ですので、私はまず自分の得意なより身近な領域に絞り、日々研究と経験を重ねてきました。
自分のブランドができると、その領域でさらにノウハウが溜まっていくだけでなく、自然とお声がけいただけるようになります。

これが私がお伝えしたい「柱を立てる」こと。

背伸びせず力相応の領域で、まず柱を立てましょう。
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