皆様こんにちは。
今回は「自分はどの役割を担う?」というタイトルで、流通構造の中での機能の選択についてお話しようと思います。
商品やサービスは作っただけでは事業となりません。
商品やサービスを作ったら、それをお店で販売する、インターネットで販売する、お店で売ってもらうなど消費者に販売できるようにして、お客様に買っていただかないと事業となりません。
販売なくして事業なしですね。
基本的には、商品やサービスが製造から消費者に至るまでの過程には
・製造
・卸売
・小売
の3つの段階があり、
製造→卸売→小売→消費者というように、商品やサービスが流れていきます。
場合によっては、卸売がない場合もあります。
例えば、自分で製造して販売する場合。
よく製造小売と言いますが、自社でパンを製造して販売するパン屋さんや、自社で調理して直接販売する飲食店などには卸売の機能はありませんね。
「うちは製造だけやって、販売は得意な方にやってもらおう」という考え方もあります。
つまり、製造機能だけ行い、販売は任せてしまおうという考え方。
逆に「うちは販売が得意だから、商品を仕入れて販売に特化しよう」という考え方もあります。
消費者に直接販売すれば「小売店」になりますし、小売店に販売するのであれば「卸売事業者」になります。
サービスであっても卸売や小売があります。
例えば旅行商品がそうですね。
地元の旅行ツアーを企画し、旅行代理店に販売してもらうというパターンもありますね。
整理すると
・製造、卸売、小売のどれか一つだけ
・製造+卸売、製造+小売、卸売+小売
・製造+卸売+小売
の8パターンが考えられます。
皆様はどの機能を果たしますか?
自社が持っている思いや強み、得意なこと、経営資源、従業員の方も考慮してどの部分を自社で行い、どの部分は得意なかたにお願いするのか考えてみるといいですね^^