皆様、いかがお過ごしですか?
夏本番ですね。
長野市も本日は35℃と真夏日でした。
今回は箸休めとして、私(小林)の挑戦について書きたいと思います。
以前から「小林の挑戦」として、ヨットで太平洋横断!と意気込んでいますが、実は多くのハードルがあります。
その中の一つが通信手段です。
海上のどこでも携帯電話が通じればいいのですが、残念ながらそうではありません。
NTTドコモのエリア図で確認すると、だいたい沖合10km-20kmが限度のようです。
世界のどこでも通じる衛星携帯電話がありますが、機材で30万円、月々の利用料が約1万円であり、それなりの金額です。
太平洋横断の本番となれば考えますが、それまでの練習段階ではなかなか難しい!
では、通信手段なしで航行!と行きたいところですが、遭難時に救助要請ができませんし、法律が許してくれません。
そんな状況で候補に上がってくるのが、無線の利用です。
無線もいろいろあります。
例えば、周波数。
「短波ラジオ」なんて聞いたことがある方もいらしゃると思いますが、短波帯(3MHz〜30MHz)であれば、数百km〜数千kmが到達距離です。
これですと陸地に届かなくても、近くで航行中の船に到達することができます。
ちなみにAMラジオの中波帯で300km程度、FMラジオの超短波帯で50kmあたりが到達距離です。
到達距離は電波の強さでも変わってきます。
例えば、5Wの超短波であれば18km程度、25Wになると倍の36km程度まで到達できます。
さらには緊急時にボタン一つで位置情報と遭難信号を送る「DSC」と呼ばれる仕組みもあったりします。
太平洋を渡るには、短波帯で強い電波を発することができる必要があり、第一級海上特殊無線技士の取得が必要となります。
ということで、第一級海上特殊無線技士に取得に向けて、勉強中です。^^